先日、病院での出来事をお伝えしましたが、今日はその続きです。
足の力が衰えてしまい、一日のほとんどをベットの上で過ごしている母ですが、きっと動いていろいろと行きたいと思っているはずです。でも、勝手に連れ出すわけにもいかず、歯がゆい思いをしていたことは否定できません。そんな私たちの気持ちに気づいてか否かはわかりませんが、その日担当だった看護師さんが「○○さん、お散歩行かれますか?」と声をかけてくださいました。車いすに乗せてもらい、病棟を一周。窓からみえるけしきを眺め、建物一つ一つを確認し、二人で楽しい時間を過ごしました。
「あんたと最後にお散歩できてよかったわ!」母はそんな感想を私に伝えてくれました。
ちょっとベッドから降りて移動をしたい。いつもと違う景色が見たい。そう思っても患者側からはなかなか要求できません。たくさんの仕事を抱えているのがわかっているから、手を煩わせたくないというのが建前であるのです。でも、本当はお願いしたい。
母はあの日運が良かったのです。たまたま私がいて、声を開けてもらえて・・・。
あの日看護師さんにもう一言お礼を言えばよかったと後悔しています。今度、言葉を交わす機会に恵まれたら、勇気を出して一言お伝えしたいと思っています。
素敵な看護師さんは、とてもおきれいな方でした✨